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Song | |
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1. | Cry For The Nations |
2. | Let Sleeping Dogs Lie |
3. | Rock My Nights Away |
4. | Three Fish Dancing |
5. | Captain Nemo |
6. | Essence |
7. | Into The Arena |
8. | Written In The Sand |
9. | Pilot Of Your Soul |
10. | In And Out Of Time |
11. | The Mess I've Made |
12. | Hello Angel |
13. | Fat City N.O. |
14. | Looking For Love |
15. | On And On |
16. | Attack Of The Mad Axeman |
17. | Armed And Ready |
Encore | |
18. | Too Hot To Handle |
19. | Lights Out |
一昨日の横浜公演とは異なり、今回の整理番号はかなり悪かった。横浜ではマイケルに近すぎたためにマイケルの生音しか聞こえなかったから、赤坂ではPAを通した全体の音を聞こえるようにと会場の真ん中当たりを一緒に並んでいた友人と陣取った。開演前のアナンウンスやThank You With Orchestraから何曲か流す当たりは横浜公演と全く同じだった。といったことからも精神的な高揚はイマイチだったけれど。
セットリスト含めて全く横浜と同じようにショーが展開していく。しかし、マイケルがほとんど見えない。時々上半身だけが見え隠れする。その代わり、Keithをはじめとする他のメンバーはよく見える。それでも時々のぞくマイケルの様子からすると今日も機嫌がよさそうだ。会場のノリもかなり激しくなっている。
音のバランスはどうかと言えば、マイケルの音とボーカルはかなりはっきりと聞こえる。ただし、Wayenのリズムギターとキーボードの音のバランスが少し小さい感じがする。そしてBarryの音は小さいわけではないが、少し聞きづらい。細かいことを言えば、ワウ踏み込み時のマイケルのソロの粒がはっきりしないという感じがしたが、それでも普通のHR/HMのバンドのライブと比べれば、かなり良いバランスで良い音だと思う。
横浜ではあまりよく判らなかったマイケル以外のメンバーの演奏であるが、ShaneとBarryはさすがに実力者という感じで息もぴったり合ったタイトな演奏を繰り広げていた。Wayneはリズムギター、キーボード、コーラスとマルチタレント振りを発揮していた。特にコーラスはなかなかいい。Keithのボーカルは、高音部できつそうなところがあるが、全体的には声は出ていたようにと思う。ただし、横浜公演同様、Fat Cityはやっぱり音程が取り辛く、違和感を感じざるを得なかった。毎度のことながら、Shane、Wayne、Keithの3人は密集し過ぎで窮屈な感じがした。
個人的には、マイケルのソロの切れ味は横浜公演の方が上だったような気がするし、ミストーンも若干多かったように思うが、自分を含めてほとんどの観客は、上機嫌で演奏をするマイケルの姿を見れただけで大満足だったんではないだろうか。On And On、Looking For Love、Too Hot To Handleを口ずさんだり、Barryのところまでステージ上を移動するのを見れただけでも良かったと思う。
客層はやはり相当年齢層が高かった。自分のすぐ前には小学生くらいの娘さんを連れたお父さん、斜め前には5歳くらいの息子さんと3歳くらいの娘さんを従えた夫婦連れが。その兄弟はしっかりこぶしを振り上げていた。よく教育しているなと感心。そして、私の真横には50歳くらいの小柄のおじさん。どうみても演歌しか聴かないような感じで、容姿的にもまったく場にそぐわない感じの方。一体何者だろう。一人で来るなんて。ふと気が付くとそのおじさんはいつの間にかジャケットを脱ぎ捨て私が着ているのと同じUnforgivenのTシャツを着て拳を振り上げていた。不思議な光景だったが、とても微笑ましかった。頑張れおじさんと応援している自分に気が付いた。
<補追1>一つ書き忘れたが、4曲目のThree Fish Dancingの途中で横浜公演に続きマイケルのギターの弦が切れた(今回は1弦)。マイケルは切れた後もしばらく弾き続けていたが、やはりあきらめて別のギターに交換。その間他のメンバーはリズムを刻みつづけていた。マイケルは弦が切れる前のパートから演奏を再開。よって同じパートを部分的に2回弾いたことになる。