Concert Photos by Hidenori Saito
Michael Schenker / Temple of Rock at Islington Assembly Hall, London, U.K.
January 30, 2016
Added on 02/10/2016

2016-1-30 London report

ノッティンガムから電車で2時間かけて移動、ようやくロンドンに戻ってきました。
これまで使われていた、Shepherds Bushではなく、今回はロンドン市内の北東に位置する Islingtonという街の、Assemble Hall で行われました。

この日もミーグリ参加するので、集合時間より少し早めに行って待っていると、ウェイン、ハーマン、フランシスが やってきて、その後ドゥギーが家族を連れてタクシーで到着。ドゥギーだけは自宅から出勤かな?
そして、最後にマイケル到着。
随分グレードの高いベンツを自分で運転してやってきました。
元々スタッフが乗用車で場所をキープしていて、その車両を移動させ、そこにマイケルが ベンツを駐車させるのですが、あまり前後に余裕がないところに縦列駐車!運転うまかったですよ!

寒かったので、これまで入り待ちとか全く考えていなかったのですが、ミーグリの集合時間は、つまりは バンドのサウンドチェックの集合時間でもあるわけで、期せずしてそんなシーンに遭遇するところができました。

この日もマイケルはマスク着用。

ライブに関して、ほとんどレポートできておりませんでしたので、ここでまとめて報告します。

*アイアンメイデンのライブが始まる直前に必ず"Doctor Doctor" がかかるのと同じような位置づけで、今回のオープニング直前は   AC/DCの"Highway to hell" が、それまでのセットチェンジのBGMとは全然違う音量でかかり、客席を煽ります。

*オープニングのSEは、これまでのホラーっぽいものとは変わって、メタリカのオープニングに似た感じの   西部劇みたいな雰囲気の曲でした。

*見せ場の1つはやっぱりダブルネックを使っての"Savour Machine" でした。ファンの目はマイケルの指に釘づけ。
  どう考えても弾きにくそうな状態で、スライドバー使って弾いて、いったん使い終わると右手にバーを持ちながらピッキングして、   またスライドバーを左指にさして弾いて、完全に使い終わるとクルーに渡して、今度は上のネックでソロをかます。
  人間国宝級のワザを見ている気分でした。

*ギターをチェンジすることなくToo Hotに続きますが、このときは上のネックだけを使いました。
  曲の後半で、いつもはドゥギーとマイケルがマイクを分け合って歌うところが、マイケルが風邪をひいてからは、   やらなくなりました。自分の喉を指差して、「やらないよ」のゼスチャーで合図してました。

*"Good Times" 私好きなんですけどねえ、ファンの反応はどの会場でも今一つでした。
  新譜買ってる人もCDの後ろの方の曲までは聴いてなかったか?

*”Hurricane" でのハーマンへの声援が増々大きくなってきています。
  "Here I am"..... "Rock like a hurricane"の掛け合いのところ、"Here I am"の直後にファンが歌い出さないように   マイケルが指を口に当てて合図したり、客席に向けていろいろポーズとってました。

*そのポーズを見て初めて気づいたこと。
  マイケルの親指は反対側に凄い角度で反る!

*Rock Bottomのソロはまた進化してました。
曲の終わりにマイケルが写真撮る時、日本でもそうでしたがステージ上のメンバーも撮るようになってて、   最後はマイケルがドゥギーを撮影。それをドゥギーが嫌がるポーズをするので、まるでスペシウム光線をくらった   怪獣のようでした。

*Rock Bottom終わって本編終了後も、ステージ袖には下がらず、一度全員がステージ前に   出てきて、ドゥギーが"One more ?" "Three more ?" と客席を煽るのは、日本と同じでした。
  この時に、ドゥギーが時計を見るしぐさをして、「もう時間があまりないぞ」ってポーズをとると、マイケルもそれに合わせて   困ったふりをしたり、「俺知らない」と手を広げるポーズをしたり、毎回2人で小芝居をしてました。

*Axemanの復活は嬉しかったですね。ギターソロ前のブレイク後に、ウェインのバッキングで曲が再開するところ、   いつもはウェインの音が小さかったのですが、今回は改善されて、音が大きくなってよく聴こえました。

*今回のセットリストで一番よかったのが実はCommunionでした。アルバム音源よりも、マイケルの弾くリフが力強く聴こえました。

*ライブ後は毎回ハーマンのスピーチで終了し、メンバーがいなくなった後は、Spirit on a missionのヨーロッパ盤の   ボーナストラックのインストが場内にかかりました。
この曲いいですね、80年代のような泣きのギターソロを聴きながらファンが会場を後にしていく様子は、当時にタイムスリップ   したような感じでした。

  というわけで、観光も買い物もない1週間マイケル漬けのイギリスの旅のレポートでした。



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