Concert Report by Hidenori Saito
Michael Schenker / Temple of Rock at Rockbar Theater, San Jose, CA, U.S.A.
May 3, 2015
Added on 06/13/2015

MICHAEL SCHENKER REPORT / DAY-3

この日はスペシャルなことがあると、バンドの関係者から教えてもらってました。
なんと、メタリカのカークハメットが飛び入りすることになっているとのこと。
ただ当日は、殆どのファンは知ってたみたいです。なんでもカーク本人が何かのインタビューで共演することを言ってたとか。

サンノゼの会場も、大きなショッピングセンターの中にあって、比較的街の中心に近く、車社会のアメリカでも、ここならバスやタクシーでも来れそうな所でした。
ミーグリ終わって会場の外に出ると、すでにドアから30名ほどの列が出来ていて、どんどん列が延びていました。
これはピンチ、前日までの2日間は決してベストポジションではなかったので、今日は何がなんでも最前列に行きたいと思ってたのに、 随分ファンが多いぞ。
開場時には軽く200人は越えていて、セキュリティチェックを受けながら、ゆっくりゆっくり入場していき、中に入ったらダッシュしたところ、 難なく最前列、マイケルのやや斜め前のポジションをゲット。自分より先に入った約30人はどこに消えたのか?
みんなバーに行っちゃった?海外はこのパターンが多いんです。

地元の3バンドが終わり、レブジョーンズのGUNDRIVERが始まりました。
マイケルのバックにいるときは見せないような、ソロ弾きまくり。
演奏中止まってる時が全くなく、飛び上がったり、常に動いてました。
ベースソロタイムは、ビートルズの曲等をアレンジした構成で手数が凄いですね。

22:00をまわり、いよいよマイケルスタート!
3日目にしてやっと最前列、ステージが低くギターのボディが目の前の高さです。
1ヶ月の北米ツアー経て、多少お疲れだったかもしれないけど、どのメンバーも最高のパフォーマンス。
マイケルは赤&黒の新しいギターを多く使います。最初は少し違和感あったけど、この赤がまたいい色で音も良く、しばらくはメインで使われるのでしょう。
最前列にいるとステージ床に貼られたセットリストが見えてしまうので、いつもは前半で演奏されるNatural Thingが、アンコール2曲目に移っている。
ほう、そういうことか。

アンコール1曲目のHolidayが終わり、Natural Thingのイントロとともに、ギター弾きながらカークが入って来ました。
随分日に焼けて健康的でちょっとふっくら、キョロっとした目は相変わらずでした。
もう、マイケルもカークも一緒に弾くのがこんなに嬉しいのか!ってくらいの素晴らしい笑顔。
ギターソロは交互にソロ合戦。
それぞれ4度ずつソロ弾いて、ドゥギーがサビを歌い始めても、マイケルは自分のソロを弾き続け、次はカークの番だとばかりバッキングを弾き始めた時、 やっと展開が変わったことに気付いたような感じでした。そのくらいソロ合戦楽しかったんだろうな!

これでカークは引っ込むのかと思ったら、そのままBlackoutに突入。
カークは一瞬乗り遅れて、周りを見ながらリフを弾き始めました。
もう、ドゥギーもフランシスもウェインも、マイケルをリスペクトするカークが嬉しそうに弾くさらにその上をいく楽しそうな表情で、 客席側もそれを見てさらに盛り上がりました。
なにかとんでもないものを目の前で見ている気分。
ギターソロは、ウェイン1人。マイケルとカークにバッキング弾かせて堂々としたものでした。
曲が終わり、ハグしながらマイケルがカークの頭を軽くポンポン、実は優しいんじゃん!
海外ならではのサプライズもあったサンノゼ公演でした。

いよいよ週末から日本公演ですね。
このところ、Doctor Doctorが1曲目ですが変えてきますかね?
Doctor DoctorとNatural Thingでは、ギターをストロークして次を弾くまでの一瞬の間に、マイケルが客席に向けてハイタッチを仕掛けてきます。
ファンの方が気づかなくてマイケルが空振りすることもありますが、よく見てると一瞬のチャンスがわかるので、 大阪&名古屋の最前列の人、よ〜くチェックして下さいね。

西塔英典 Hidenori Saito





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